Honoka Kawazoe Solo Exhibition

0003.10.03



このたびMIN GALLERYでは、4年ぶりとなるジュエリー作家・川添微の個展を開催いたします。

二十代のはじめからエメラルドのバイヤーとしてコロンビアの山へ通い、数えきれないほどの石を見てきた川添。その経験を重ねるなかで、掘り出されたままの姿に宿る個性に惹かれ、自ら選んだ原石ひとつのためにジュエリーを仕立てるようになりました。

「私たちが石を選んでいるのではなく、石に選ばれている」。
数千万年という時をかけて結晶したエメラルドを前に、川添はそう語ります。

バリ島のアトリエでは、朝の光が満ちる時間に机に向かいます。石の亀裂や結晶の表情を読み、どこを見せ場とし、どこを守るのかを探りながら、かたちが立ち上がるまで石を手元で転がしつづける。デザイン画も鋳造の型も用いず、金を叩き、溶かし、一点ずつ石に沿わせていく。工芸の職人が今も息づく土地で、石と過ごす長い時間が、そのまま作品のかたちとなっています。

本展では、結晶の中に六条の車輪のような模様を宿す希少なトラピッチェ・エメラルドを用いた新作も含め、原石のエメラルドジュエリーをご紹介いたします。

自ら手にした石が、誰かのもとへ渡っていくまでを見届けたい。その思いから、展覧会という場で作品を手渡してきた川添微の、原石と向き合う歩みを、この機会にぜひご高覧ください。

Honoka Kawazoe Solo Exhibition

場所:MIN GALLERY
会期:2026年10月28日(水)〜11月3日(火・祝)*会期中無休
住所:東京都目黒区鷹番3-5-6 2F
営業時間:11:00〜18:00(初日は15:00から・最終日は17:00まで)

➖オープニングレセプション
10月28日(水)15:00〜19:00
*どなたでもご来廊いただけます

➖作家在廊
10月28日(水)15:00〜 19:00🥂
10月29日(木)、11月1日(日)、2日(月)13:00〜 18:00


空間演出:叙景(JOKEI)


PROFILE
川添 微 / HONOKA KAWAZOE
香川県高松市出身。幼少の頃から、裏山で採れるサヌカイトと呼ばれる讃岐岩(古代日本楽器の素材)で遊びながら育つ。サラブレッドの美しさに惹かれ、高校まで馬術、獣医の道に進むが、自分の可能性を求めて中退。1990年代、東南アジアやオーストラリアを旅しながら、各地で採れる石に触れ、エメラルド原石輸入会社に就職。コロンビアのエメラルド鉱山で、カッティングされる前のエメラルド原石と運命的な出会いを果たす。2001年宝石学の教育機関GIA(Gemological Institute of America)ニューヨーク校で宝石鑑定士の資格を取得。ニューヨークでジュエリーデザイナーとして活動した後、2004年にアトリエをバリに移し、現在に至る。





photo : Yumiko Miyahama

Back to blog